こんな話あんな話

私の好きなスター その1・・・「柳亭痴楽はいい男」

東京娘のいうことにゃ、さの言うことにゃ、柳亭痴楽はいい男、あ〜いい男、
鶴田浩二や錦之助、あれよりぐ〜んといい男。
痴楽とならばどこまでも 水平線の果てまでも、どこいとやせぬ。
てなこと夢に見て しみじみ泣いた夜ばかり。
私も人の子、おてもやん。
ピーチクパーチク しゃべれども、失恋ばかりで夢去りぬ。
彼女が欲しいと来てみれば、ここはトルコの町外れ、
男のもてるウシクダラ、二枚目気取りで歩いたら、
右も左も女の子、ベッサメムーチョでアイラブユー。
ほいきた長さん、待ってたと、ぐーと彼女を抱きしめれりゃ
とたんにポロポロ モミのから、枕を抱いて、いたのです。
痴楽青春日記より。

四代目:柳亭痴楽(りゅうていちらく)

1921年5月30日〜1993121日)

「まだ子供のころでしたから、ただ純粋に面白かったですねえ〜大人としてもう一度味わってみたい芸風です。」
(のざわゆうじ)

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