こんな話あんな話

57歳のときに寂しさを強く感じて、婚活を再開したときは、誰かと手を携えて生きたいと思った。しかし、間違いだったのかもしれない。

「誰かと生きたい」という気持ちには多分に依存心が含まれている。
依存心が強いと相手に期待する。相手への期待が大きいと、アテがはずれたときの失望も大きい。そして、たいがいアテははずれる。

男女ともに自分が生きるのに精一杯だ。

おたがい相手の期待に100%応えることなどできない。

それを思うと、自我が育ち切ってしまった中高年の場合、一人で生きていく自信があってこそ、自分以外の人間に費やす時間と余裕があってこそ、誰かと一緒に生きることができるのではないだろうか。

『57歳で婚活したらすごかった』 石神 賢介 著

 

 あんな人こんな人
  事業用不動産仲介

06−6360−9791
TOPページに戻る

一覧に戻る