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大阪・豊中マンションで死亡の姉妹

大阪府豊中市のマンション1室で8日に遺体で見つかった女性2人の身元について、豊中署は11日、この部屋に住む姉の奥田紀代美さん(63)と、妹の久美子さん(61)と判明した、と発表した。姉妹で少なくとも計約5100万円に上る相続税の支払いが滞り、国税当局に所有不動産を差し押さえられたほか、同マンションも入居者を集められずに裁判所の強制管理物件になっていた。同署はマンション経営に失敗するなどして困窮していったとみている。

姉妹の知人や、姉妹が所有する不動産の登記簿謄本によると、2人は両親とマンション前の一軒家で暮らし、両親の死後、この家や隣接地を相続。ところが、延滞税を含めた相続税計約5100万円の支払いが滞り、2001年以降、国税当局が不動産を差し押さえ、昨年9月に大阪府内の不動産会社が公売で落札した。
一方、2人は10年前に約4億円以上を借金してマンションを建てたが、入居者が思うように集まらず、昨年2月、金融機関の申し立てで大阪地裁が物件の強制管理を決定した。

知人は「資産をうまく処分すれば、相続税は払えたはず。マンション経営も無理な計画ではない。相談できる人がいなかったのではないか」と話している。

(2011年1月12日 読売新聞)

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