あんな話こんな話


私の好きなスター  その6/国本武春(浪曲師)

クリスマスイブの夜、夕刊の死亡記事を見て、本当にびっくりしました。
(平成2712月24日没、55歳)

千葉県出身。両親とも浪曲師でしたが、浪曲には全く興味がありませんでした。
演劇を学んだ専門学校時代、寄席に通い始めると、浪曲の魅力に気づき、一生の仕事にする決心をしまそうです。

古典だけでなく、ロックやバラードも交えて三味線で弾き語りを演じるなど、若い浪曲ファンを増やそうと頑張っていました。中高時代に一生懸命練習し、いかに聴衆をひきつけるか、工夫した経験が芸に生きているようで高く評価されていました。

浪曲の世界はかなりの人材難の状況で、”国本武春”はすごく希少価値のある存在でしたから、本当に残念でなりません・・・

古い浪曲の「いいとこ取り」といっては語弊があるが、黄金時代を築いた。
日本中を席巻した節を活かしつつ、現代に通じる浪曲の創造に、武春は懸命に取り組んでいる。

『浪曲論』(彩流社) 稲田 和浩著


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