7582件
国民生活センターによると商品先物取引にかかわる相談(≒苦情)が増加しているとのことです。
2002年度には7582件(その平均契約金額は700万円超)にのぼり、10年前の4倍に増えたとのこと。
その資料を読んでみると、問題点は必ずしも売り手の方にばかりあるのではなく、知識・経験・余裕資金のない消費者の存在も無視できないようです。
そう言えばここのところ、我が不動産市場でも「物件を見ずして購入する」人達を時々見聞きするようになりました。
その人達はどうやら机上の計算で購入するかどうかを決定するようです。
勿論、どの程度のリスクに耐え得るのかを考えれば、「高額の博打」も楽しいかもしれないが…。
経験がないので怖さを知らないとか、判断基準自体を営業マンに頼りきってしまっているとか…商品先物取引の相談者7582件と共通点はたくさんあるようにも思えます。
せんえつながら、不動産の場合は取敢えず「物件を見に行く癖」をつける事が大事じゃないかと思う次第です。
平成16年4月28日
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