【気になる数字】


地震保険の支払総額は1兆円超


東日本大震災の被害に対する地震保険の保険金の支払総額は1兆円規模に達する見通しで、阪神大震災の約783億円を大幅に上回る過去最大の支払額になるのは確実。
ただ支払保険金の一部は政府が引き受けるため、日本損害保険協会は「支払いが滞ることはない」と説明している。


支払総額が最大となるのは、支払件数の大幅増加が予想されるためだ。
1995年の阪神大震災当時、約7%だった地震保険加入率は2009年度末で23%に上昇。

被害の大きかった宮城県では32・5%となっており、全体の件数は数十万件になるとみられている。
建物の加入額が1千万円から5千万円に引き上げられており、1件当たりの支払額も増える見通しだ。
地震保険は政府と損保会社が共同で運営。1150億円までは損保会社が支払い、それ以上は政府と損保会社が50%ずつを負担する仕組み。

09年度末時点で政府と損保会社が支払いのために積み立てた準備金は約2兆3千億円あり、支払総額がそれを上回らない限りは、新たな財源の拠出は必要ない。

【2011.3.22共同通信記事より】


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