【気になる数字】
離職率:新卒が上昇…3年以内、大卒31%
厚生労働省は2010年3月に卒業した高校生、大学生など新規学卒者の3年以内の離職率を公表した。
大卒者は31%(前年比2.2ポイント増)、短大などが39.9%(同0.6ポイント増)、高卒者39.2%(同3.5ポイント増)、中卒者62.1%(同2.1ポイント減)で、中卒以外で離職率が上昇した。
新卒者の離職率は、若者を使い潰すと批判が出ている「ブラック企業」の判断材料になるとして注目されている。
事業規模別の離職状況では、大卒、高卒者とも「5人未満」が最高で、企業規模が大きいほど離職率は小さい。
ただ、1000人以上の企業でも大卒者で21.7%、高卒者で19.3%が離職している。
産業別では宿泊・飲食サービス業、教育・学習支援業、生活関連サービス・娯楽業が共通して高かった。厚労省は「離職率の差にはミスマッチもあろうが、若年者を受け入れる企業環境が整備されていないのではないか」と分析している。
平成25年10月29日毎日新聞
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