【気になる数字】   


「1億円の壁」って(所得税負担率)

岸田首相や枝野代表も富裕層に恩恵のあるアベノミクスからの変化を唱えているようです。

例えば、所得が1億円を超えると、所得税負担率が低下するということですね。(下表参照:大阪日日新聞より))


所得が5000万円~1億円の層では、税負担率が27.6%となっていますが、そこからより所得の多い層は税負担率が下がっています。

課税所得が4000万円と超えると最高税率45%のはずですが、株式投資の配当や売却益などは、申告分離課税で20.315%が適用されるからトータルでは水増しされて税率が下がるという理屈です。

これが「1億円の壁」と呼ばれるものです。
コロナ禍でも株式相場が異常に元気な理由は、世界中の富裕層のお陰だとか…『過ぎたるは及ばざるがごとし』であります。

国際NGOのオックスファムの発表によると、世界のトップ富豪10人は新型コロナウイルスのパンデミック中に5400億ドル(約566000億円)相当の資産を増やしたとか。
これは新型ウイルスによる世界の貧困化を防ぎ、人類全体のワクチンを購入できる額だということです。

令和3年10月8日バックナンバー

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