不動産マメ知識コーナー

 【不動産屋の品格】2010.1

本年も宜しくお願い申し上げます。
魚のいない場所で釣りをしても魚は釣れませんよね、需要と供給のギャップが大きいと売上が上がらないものです。
でも釣りが好きだから出かけるとか、仕事だから毎日釣りに出かける、そんな心境の不動産業者が多いと思いますよ、景気悪いですからね。
それでも冷静に考えれば日本国中の不動産取引が全くないわけじゃないですから、数少ない仕事でも一つ一つ着実にこなしていくことは本当に大事だと思います。
不動産業界のみならず、こういう時節には悪徳といわれる人が出てきやすいのですが、依頼者とすればそのあたりの見極めも必要です。
大手業者と言えども凄いリストラを進めているのですから、営業マンに対する締め付けは半端じゃありません。
自分が生きていくために、他人のことを考えないで闇雲にお金を獲りにいく輩(やから)が増えるからです。
「貧すれば鈍する」(注1)です。

(注1)お金に困るようになると、賢い人でも、ついおろかなことをするものだ。の意

小振りなところではよく耳にする賃貸業者や管理業者の預かり金の持ち逃げ、大振りなところでは事業用物件の売買に伴う中抜きや脱税などがありますが、トラブルには十分気をつけてないといけませんが、まずは依頼する不動産業者の選定が重要であることは言うまでもありません。(注2)

注2)トラブルや問題解決に役立つサイト

    国土交通省ネガティブ情報等検索システム
国土交通省所管の事業者等の過去の行政処分歴を検索することができる。)

    不動産ジャパントラブル事例集
売買や賃貸の取引で起こりがちなトラブル、過去に起きたトラブルを紹介しています。トラブルを回避するための基礎知識を理解しておきましょう。)

    宅地建物取引業者名簿等の閲覧窓口
(これから不動産の取引をしようとしている方などに取引相手の不動産業者の過去の業歴や営業内容等に関する情報を提供し、適切な宅地建物取引業者の選定の利便に役立つ閲覧所です。大阪府庁内)

昨年も厳しい経済状況でありましたが、そんな低調な不動産市場でも、しっかりした人間関係の築かれている“顧客”(特にリピーター)や“紹介者”を持っている業者さんの営業成績が堅調なのが際立っていました。
景気のいい時のように誰でも彼でも数字が稼げる時期ではなく、限られた者しか数字が残せないこの時期は、不動産業者にとってお客様の“信頼”を得ることが如何に大事かを思い知らされる時期でもあります。
数年前のように単にネットで撒き散らせば集客、成約できるほど甘い時代ではなくなったということを改めて再認識しなくてはなりません。
やっぱり、不動産取引のベースはデジタルじゃなくてアナログ、そう人間関係ですから。
我々不動産業者側から見れば、どんなふうなやり方で数字を残するか、業者としてだけではなく、人間としての生き様が試されているようです。

2006. 1 重要事項説明
2005.12 路線価の3倍の土地
2005.11 続・民間入札の弊害
2005.10 容積率・建ぺい率
2005. 9 キャピタル狙いですか?収益還元法
2005. 8 「敷引き」と判決
2005. 7 民間入札の弊害
2005. 6 自社ビル 購入か賃貸かについて

2004. 2 「すぐできる空室対策」
2004. 1 「短期賃貸借制度の廃止」の前評判は?
2003. 12 来春,消費税が変る!
2003. 11 ミスは何故起ったのか!
2003. 10 中古の収益用不動産の値踏み
2003. 9 土壌汚染対策法と土地取引
2003. 8 資産運用と不動産の位置付け
2003. 7 収益用不動産と減価償却について
2003. 6 不動産情報とインターネット検索