不動産マメ知識コーナー

 【業界立ち話 ‐浪花節だよ人生は‐】   2010.10

不動産業界で働く人は2〜3ヶ月も坊主だと会社に居難くなるものです。
(大型物件を狙った営業なら年間予算をこなすことになるので、数ヶ月で結果を求められることはないと思いたいですが。)
景気のいい時でもそうですから、最近のように景気がパッとしない時期に退職→転職でもしようものなら、年齢に係わらず行った先で苦労することは目に見えています。
リストラって嫌ですねぇ、今みたいに簡単に人を切る世の中になったのはホント10年も経ってないですよ。
私の知り合いも50過ぎてるのに何人かそんな風に転職しましたけど、様子を聞いているとかなり悲惨です。
もともと不動産業界は離職率の高い業界で、理不尽な命令、根性だけの営業なんかも当たり前という職場も多いと分かっていますが、それでも最近のはかなりきついようで聞くとショックですわ。

【1…こんな話】
職安で見て面接。給料25万で入社。入社日に見習社員(2ヶ月)の間は給与10万円と…1ヶ月後退職を通告される。

【2…あんな話】
給与35万で入社後、しばらくして役員に。会社の資金調達に協力するため連帯保証人に…今も働いているが、近い将来がとても不安です。

そんな職場が“客”より“金”を優先しているのは明白です。
私の知っている範囲でリストラや廃業された方は、それなりの知識と経験を持った真面目な人柄の方ばかりでしたから非常に残念です。

事業用の売買仲介などでは人柄、経験、知識、ネットワークなど積み重ねないと習得できないものがありますし、知識・経験・人柄が重要だと思うのですが…
そういう技量とか、技術とかは継承していくべきだと思うのですが。
若い人は、20年以上前では考えられないくらい優秀です。営業していても英語とかペラペラだったり、平気に一級建築士の資格持っている人もいます。

えっ、昔ですか?そうですねぇ、別の意味ですごい人はいましたよ。
日本語のはずなのに意味の分からないこと言う人もたくさんいてはりましたし、宅建なんか持っていなくても超法規的処置ができる人もいてはりましたけど…今ではそれは通用しないことです。

かつては客層も中高年が中心でしたが、それ自体も若くなっていて、今ではネットで検索すれば不動産情報は入手できると思っているようなデジタル人間がいらっしゃいます。

この間も「ホームページ見ました。1億円位で●●駅に近くて、これこれこういう感じの収益物件紹介してください」という有難い電話を頂きました。
でも少し内容をお聞きしてすぐに、あまりそういう類の物件に慣れていない方だと分かりました。
私はしつこい営業のできない人ですけど、比較的ご近くの方でしたのでお会いしておきたかったのですが、それは断られてしまいました。
でも、1億円もする物件を紹介して欲しい時に、一度も会ったこともない不動産屋さんに自分の希望に叶った物件を紹介してもらえると思っているのでしょうか、まことに不思議な方です。
不動産業者も何処の誰だか良く分からない人に、それこそとっておきの物件をご紹介することは絶対にないでしょうから。

いろんな情報ツールを使ったとしても、最終的には人間のやることですから、お会いしてお互い意思の疎通のないようにすることは非常に大事だと思います。


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