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不動産マメ知識コーナー

「入札」って誰が得するの?

 2022.12.2

【悪質な五輪談合、入札企業1社だけ】

もう忘れかけ始めていた「東京オリンピック・パラリンピック」、そのテスト大会の本来公平性を保つための入札制度が、ほとんど参加企業が「1社」だったという談合事件が広がりをみせています。
本大会の運営もその「1社」が請け負うことに繋がるので、業界内の知り合いだけの出来レースそのものだったみたいです。

【誰の為の「入札」/不動産業界】

不動産業界にも「入札」制度はありますよ。
バブルが弾けた当時は不良債権処理の物件があり過ぎて、任意で買主を見つけるのが大変だったので、半ば機械的に「入札」処理して物件を売りさばいていましたね。

公的な競売や公売は別として、今でも大手不動産業者や弁護士事務所が胴元の立場で「民間」入札やオークションなどを行っています。
これが公平性とか透明性が高いように錯覚している人もいますが、実は必ずしもそうでもありません。

そもそも「入札」に参加する者を“胴元”が好きなように選んでいますから、特定の者だけが参加できるわけで、売主の為というよりは、“胴元”の手間を省くために「入札」しているように思えます。

大手の仲介業者は「入札」に慣れ過ぎていて、売主や買主の調整能力を養う場面が不足しているという人も業界内にいるのです。

マニュアル化した仕事しかしたことがないと、面倒くさい仕事はやりたくなくなる。
そんな弊害もあるという。

効率は悪いけれども、手間と時間をかけて売主や買主、またテナントとのトラブル調整など人間の顔を見て仕事をするのも仲介業者としては決して無駄ではないと思うのですが・・・

五輪談合も根底には身内だけでスイスイ処理して、偉そうにしている人の言った通リにしておいて適当にキックバックしておけばラクチンだって思っていた人が多かったのだろうと想像しておりますけど、これって違いますか?

 


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