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不動産マメ知識コーナー

マンション管理費・修繕積立金の値上がり話

 2023.1.4

2022年夏ごろから秋口にかけてガソリンや食品など徐々に値上げが続きましたね。
冬になると値上げにも慣れたものの、電気代や卵など身近で日常的な値段が気に成り出し、20231月から一層値上げの波が押し寄せてくるそうです
来年の日銀総裁の交代で金融緩和政策修正が気になりだし始めた頃、12月20日黒田総裁が長期金利政策の修正を示唆したとたん「住宅ローンの金利」はどうなるのかって騒ぎ始めています。

心配しないでください、金利は遅かれ早かれ上がります。そして今が歴史上でも一番低いのです。

自宅用であれ投資用であれ、分譲マンションは金利の上げ下げに大きく影響されるものです。
不動産購入が借入金の返済額が増えると、購入金額は下がるからです。
ここ数年は歴史的な低金利でしたから、物件の価格は高くても売れるし、金融機関も不動産ローンに積極的でした。
日本の金融機関も、バブル崩壊やリーマンショックなどを経験して理論武装は出来ているはずですから、めったな事では混乱するようなことは無いとは思いますが、世の中なにが起こるのかは誰も分かりません。

先の物件上昇の件で、最近気になることがありました。

修繕積立金の追加請求の問題です。

ある大規模なマンションの修繕積立金が足らないので、所有者に追加で一時金が必要となり管理会社がその説明会を開いたという話を耳にしました。
そのマンションは築30年程経っており、いままでも定期的に大規模終戦工事や日常の修繕工事を行ってきており、今回の修繕工事は築年数からしても大掛かりな工事を考えているようでした。
その費用を各所有者で割ると、300万円になるような金額だったそうです。
物価上の中でも建築費のそれは前年比20%、30%とか桁違いのものだったりしているのが現実ですので、決して他人事ではありません。
元々、マンションの販売会社は管理費や修繕積立金を高めに設定すると、購入者は毎月の支払いが多くなるのでまずまずのところに抑え気味にしていると思われます。
10年後、20年後に大掛かりな修繕工事を行うのは、10年後、20年後…です。
その時の建築費が今のような状態だと積立金が不足する訳です。

管理費も購入時から絶対に変わらないということはありません。
管理費の多くは人件費ですから、賃金が上昇すれば値上がりする可能性は高まりますね。
勿論、入居している人の収入も上昇すれば大きな問題にはならないと思いますが…

取り敢えず、今年はなんとかこの物価上昇の嵐が一日も早く沈静化することを願います。

 


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