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【不動産マメ知識コーナー】 不動産投資「しくじり先生」  ２０２４．６．２８   最近テレビが面白くないと言われてます。 確かに同じようなタレントが出演している番組、お笑い芸人さんがいっぱい出ている番組、ニュースなのかワイドショーなのか分からない番組、やたらと食べ歩く番組だらけです。 また、サンテレビみたいに、阪神タイガースの試合を最後まで放送する感心なのもありますが、相変わらず9時とかになると「最後までお伝え出来なくて申し訳ございません」と言って一番肝心なところで放送終了するところもあります。 「しくじり先生」っていう番組を時々観るのですが、結構面白いですね。 人の失敗が面白いって言う意味ではなくて、その失敗からその後どう対処したのかを聞くとなるほどねって感じるからですよ。 不動産投資ってブームでしたけど、金利が上がるとか、円安で物価も高くなって、自然と慎重になる傾向が出始めています。 不動産業者は日常的に物件情報に触れていますが、一般の方とは違ったところでトレンドの変化に敏感です。 また、ひとりひとりの性格も違いますので、購入する時の尺度も違いますが、失敗をしない為に、個人的に感じたことを書いてみます。 【例１】 兎に角、高利回りの物件が大好きなひと。 意外とこのタイプの買主は、自由に使えるお金があるひとが多いような感じです。 自分で事業を営んでいるとかのイメージ。 高利回りの収益物件は、築年数の経った古年物件が多いのですが、資金の回収は短くて済みますけど。 売るとき、入居者の確保で苦労する可能性が高いです。 短期間に売り逃げることが出来るといいのですが・・・ 【例2】 家賃保証付きのサブリース物件で安心だと思っているひと。 家賃保証の被害にあった事例も広く世間に知れ渡ったので、今となっては少ないと思います。 営業トークに弱いタイプ、日ごろ営業とは違う仕事をしている方、例えば学校の先生、公務員、お医者さんなんかも被害にあっておられるケースもありましたね。 所有物件から遠方にお住まいだと、どうしても管理業者任せになりがちです。 リフォームが必要だと言われれば、費用を支払い、入居者募集に通常より高い広告費を支払い、購入してから数年後には賃料の減額を求められたりします。 リフォーム工事は実施していないのに費用だけ支払っていたり、広告料も実は管理会社の懐に入るだけで、空室だと思っていたら実は入居者が居たりと、好き放題されていたなんて最悪のケースも… 挙句の果てに、サブリースを解約しようと申し入れると法外な違約料を請求されたりすることも。 【例3】 セミナーや投資に関する書籍などもイイと思います。 お会いしてお話をお聞きする時に、「宅建持ってますから…」とか「正直不動産」テレビで観てますし、とか言われることもあります。 何をおっしゃりたいのか薄々分かりますけど、刑事ドラマを観たから本物の刑事さんみたいに事件を解決することは出来ませんよ。 実務経験の分厚さは本や動画だけで会得できるものではありません。 不動産取引の実務はあなたが相対する担当者が信用できる人かどうかを見極めることが大事ですし、その人の技量や経験などもいろいろお話すれば徐々に分かる筈です。 やっぱり、不動産は「ひと」だと思うのです。 メールやLINEだけでも不安ですよね、「ロマンス詐欺」みたいな不動産業者もいますから、くれぐれもご注意してください！ 購入する時だけ不動産業者を利用するのじゃなくて、困ったとき相談できる不動産業者を選んで声を掛けてくださいね。

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