2002.12 生命保険の加入基準について(個人編)
2002.11 自宅購入とライフプランー賃貸か持家かー
2002.10 教育資金対策ー奨学金制度等の利用ー

2002.9  ライフスタイルの多様化と、プランニングについて
2002.7   マンション投資と他の投資商品との比較
2002.6   新たな女性の時代へ…
2002.4   相続評価としての「生命保険」について
2002.2   相続対策としての「不動産」と「生命保険」
2001.12 不動産投資信託のイメージ
2001.11 個人型401K(「個人型」確定拠出年金)について
2001.10 自宅を売却すると「損」をする時に使える特例
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 【「貯める」と「投資する」】    2003. 1

お金を「貯める」ことは貯蓄、「投資する」とは利益を目的にしてお金を出すことであります。
本来「投資」はお金があるから出来るものであり、余裕のない時には出来ないものでしようが、我国では総理大臣が『貯蓄から投資へ』のシフトを明言していますので、余裕のない人も投資的なシフトをすることになりますね。「投資」を考える場合の軍資金として、「貯蓄」することは必要ですし、「苦しい」家計状況(注1)の生活基盤としても「貯蓄」は必要です。

(注1)NHKの世論調査によると、今の暮らしについて「苦しい」と答えた人は  
    52%、今後景気が悪化すると見ている人は37%であります。
 平成141213日夜9時のニュース

   貯蓄の目的

貯蓄の目的を、
@特定の目的の為の資金確保
Aいざと言うときの為の資金確保
B余裕資金の預け先  という3タイプの分類にしてみました。

@ は、教育資金や、結婚資金住宅購入資金などの為のもので、絶対減価しては困るものです。
中期的・計画的な貯蓄

A は、病気ケガ旅行家財などを購入する時などのイメージで貯蓄しているといった感じでしようか。
短期的・突発的な為の貯蓄

B は、@A以外のもう少し余裕のある貯蓄や、より一層の利殖を求めることの出来る資金となります。
長期的な運用可能な貯蓄・投資

今後@Aのタイプの貯蓄に「投資」の性格を加味した金融商品を選択することが、我々に求められるわけです。

   商品の選択

目的に合った金融商品を選ぶことは、日常馴染のない商品も多いために大変なことですし、現在、沢山の金融商品が登場していて、預金・株式・債権・保険といった商品分類の中でも細分化・固有の特徴を持っている商品があり全てを知ることは無理だと思います。

次によく言われる3つの基準で区分してみました。

安全性の確保

預貯金・信託商品(ヒット・ビッグ等)・国債・金融債(ワイド等)・・

流動性の確保

普通預金・当座預金・株式・・

収益性の確保

外貨預金・投資信託・社債・・

(上記の区分は一面的なものであり、絶対的なものではありません。)

ここからややこしくなるのは、その商品が元本を割り込む可能性があるのか、固定金利か変動金利なのか、複利なのか単利なのか、ペイオフ対応について‥などの要素が絡み合ってくることです。
ただ、現在の状況下では、『安全性・流動性』を重視している傾向がはっきりしています。(注2)

(注2)金融資産の1世帯当り平均保有額は、1422万円(2年連続下落)、保有世帯の中央値は833万円。減少理由は「収入減による貯金取り崩し」が半数以上。金融商品選択の最重要ポイントは、「元本保証の有無」。そして「利回りの良さ」は減少している。
                   平成14年 家計の金融資産に関する世論調査より

●分散投資

例えば、子供の教育資金を“普通預金”で準備する人は少ないと思いますが、目的がハッキリしていると「こども保険」にしようか「教育積立貯金」にしたらどうなる、又、財形なら教育、住宅などにも利用することも可能といった具合に色々な商品を比較検討することができます。保険商品にも年金の性格を持ったものもありますので、年金に特化した商品だけで縛られるのも考え直すことができたり、多面的に利用することも考えることができます。
そんな風に考えて私たちは、色々な金融商品に巡り会います。
そして、結果として複数の商品に分けて資金を投入し「分散投資」しているのです。
なにも金融商品内だけではなく、従来言われている「財産三分法」(株・現金・不動産に分けて資産を保有すること)も分散投資であります。

《同じ要因に対して値動きが連動するものに分散しても意味はないとして、違った要素・性格を持った資産に分ける・・分散投資》

ただ、どのように分散するかは、個々人で違います

私のように自営業の人は、収入が一定でないのでどうしても流動性(換金性)が気になりますし、案外儲かった時には一時的に勝負できる運用商品を選ぶこともあるでしよう。
会社員の方で安定した収入の方は財形や、長期に積み立てをして有利な商品が選択できたりします。又、富裕層の方ですと不動産の比率が高くなる傾向がありますので、相続税などの準備に流動性のある資産の確保や、保険内容を見直したりすることで各資産のバランスを設計することで再分散を検討します。
今回は、下記に身近な金融商品の一覧を添付しましたが、他にも色んな商品があります。
分散する割合などについては別の機会に考えてみることにします。

投資のリスクを減らす考え方として「分散投資」と並んで「長期保有」があります。

最近の状況からして、単に長期で保有するだけでなく、その上で売るタイミング・手放す時期の見極めが大切なポイントとされています。

●身近な金融商品の一覧

預入金額

預入期間

金利

預金保険対象か?
・その他

普通預金

1円以上

1円単位

自由

変動

日割計算

・半年毎支払い

(郵便局は貯金
・銀行は預金)

定額貯金

1000円以上1000円単位

6ヶ月以降自由満期

最長10年

固定

半年複利

×

(国が保証・高金利の時に利用するとメリット大)

大口定期預金

1000万円

以上、1円単位

1ヶ月以上10年以下が一般的

固定

単利

(但し1000万円迄)

外貨預金

(定期)

金融機関

で違う

1・3・

6ヶ月・

1年など

固定

(為替リスク有)

×

(為替手数料要・外貨のまま使用可)

割引金融債

額面

1万円単位

1年

固定

(購入時に割引購入)

×

(18%源泉分離課税)

ワイド

1万円以上

1万円単位

5年

固定(半年見直)

半年複利

×

(1年間は換金できない)

ヒット

10万円以上

1万円単位が一般的

1ヶ月以上

変動

半年複利再投資と

半年毎受取を選択

×

(スーパーヒットは預入期間1年以上)

ビッグ

1万円以上

1万円単位

2年

5年

変動(半年見直)

半年複利

(1年間は解約不可)

個人向国債

(平成15年3月より発行)

額面1万円から1万円単位

10年

変動(半年見直)

半年毎利払

×

(国が保証)

MMF

(追加型投資信託)

1円以上

1円単位

30日以上

無期限

変動

(実績分配)

1ヶ月複利再投資

×

(公社債や短期金融商品で運用)

株式

成り行き

指し値

自由

相場

(インカムと
キャピタル)

×

株式投資信託

申込日の

基準価格

基本は

中長期で

相場

(インカムと
キャピタル)

×

(債券ファンドに比べてハイリスク・ハイリターン)

中国ファンド

(中期国債ファンド)

1円以上

1円単位

30日以上

無期限

変動

(予想分配)

1ヶ月複利再投資

×

(主に中期国債などで
運用)

MRF

(証券総合口座用ファンド)

1円以上

1円単位

無期限

変動

(実績分配)

1ヶ月複利再投資

×

(いつでも手数料なしで
解約可)



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