教育ローン顛末記
2006.4.
4月は新入学の季節です。親なら子供の教育には気も使うし、お金も使うことになります。
我が家でも2人目の高校生が誕生し、お父さんの負担は2倍になるわけで、「教育資金積立(注1)」(郵便局)を活用して乗り切ろうと思っていたのです。
ところが、積立金額はそれなりだったのですが、私自身の不注意で積立期間が満了していなくて、借入資格のないこと分かりました。やむなく「国民生活金融公庫」の“国の教育ローン”に申し込もうと考えました。
窓口で説明を聞き、さて申し込もうとしたその時、事業所得者については770万円以内(給与所得者は990万円以内)の年間収入の制限があることは分かっていたのですが、配偶者の収入も含まれるという小さな説明書きがフッと目に入りました。
ウソを吐いても「確定申告書」などを提出する時点ですぐバレルことなので、その内容を説明してもらい、又もや借入が無理なことがはっきりしたのでした。
それなら、積極的だと聞いていた銀行の「教育ローン」の検討に入りました。
ネットで審査を受けることができるので早速トライしましたが、やれやれ入力し終わったと思ってもこの銀行の場合ほんのちょっとでも違がっていると(例えば、半角と全角・カタカナとひらかな)、また一から全部入力し直さないといけなくって、3回同じことをして駄目だったので、結局直接窓口で申し込ことにしました。
今度こそは大丈夫^^と思ったら、その担当者がお休みで詳しいことは分からないという始末です。
「パソコンお持ちでしたら、そちらでお申し込みできますよ…」って言われて、(本当はそれが煩わしいから来てるのに…)「そうですか」って静かに退却した次第です。
別に他の銀行でもいいだろうと、今度は必要書類も持参して窓口へ突撃。
ところが、うちの子供の学校は年4回に分けて授業料を払うのですが、その場合はその都度4回申し込んで欲しいということです。
さすがに疲れてきてましたので、その手間隙を考えるとこの際借入せずにその分だけ一生懸命働いていたほうがいいかも知れないと悟ってしまい、結局教育資金借入は諦めることにしたのです。
(注1)教育積立郵便貯金は、教育資金を準備する目的で、毎月決まった金額を1~5年にわたり積み立てます。積立が終了しますと、国民金融公庫から積立額と同額の融資を受けることができる貯金です。貯金の積立は200万円までですから、これと同額の融資を受けれた場合は、最高400万円の教育資金が準備できます。