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【FPなコーナー】
退職金20年間で1000万円減!
2023.2.4
国会では「つみたてNISA」改正案の審議が始まっています。
岸田首相が昨年公表した「資産所得倍増プラン(案)」では「投資経験者の倍増」・「投資の倍増」・「資産運用収入そのものの倍増」の3つが目標として掲げられ、 このうちその具体案として、2024年1月からは「新NISA」がスタート予定となっています。
「つみたてNISA」の商品にリスキーな商品は無いと言われていますが、そもそも長期に渡って投資すれば必ず資産運用に成功すると決まったような理由はないと思います。「IDECO(確定拠出型年金)」は自分で積み立てる年金ですが、将来の年金を確定させるものではありません。
そういう不安定なものだということは認識すべきだと思います。最近では名の通った企業でも、昔のような退職金制度がないところもあります。
そもそも退職金自体が、20年間で1000万円、15年間で700万円程度下がっているというではありませんか。
厚生労働省の調査ですから、それなりの企業を相手にした数字だと思いますが、大卒、定年退職、勤続年数20年などの条件で退職金の推移をみると・・・1997年/2871万円 2003年/2499万円 2008年/2323万円 2018年/1788万円と減少し続けているようです。
2018年のから比較すると、1997年から▲37.7%(▲1083万円)、2003年からだと▲28.4%(▲711万円)も減少している。
冷めた眼で眺めてみると、会社が社員を長く勤務してくれても一時金としては支給しないっていう傾向がハッキリしているということです。
その時流に沿って、NISAやIDECOを導入しているのだというベースの部分を知っておく必要はあると思います。
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野澤 裕二 南森町不動産の「会社案内」